寝不足が続いて睡眠負債ができると、
健康な状態であれば、自然に脳が睡眠を要求して
より深く熟睡して睡眠の質を高めます。
眠れるときに睡眠の不足分を補おうとするので、
むしろグッスリ眠れるようになるのです。
睡眠負債が少しくらいあったほうが
むしろ効率よく眠れるのです。
不眠症には睡眠負債とは逆に、睡眠過剰になることで
起きるというタイプの人がいます。
眠りが十分足りているのに眠ろうとして、
なかなか眠れないと嘆いているのです。
昼間の活動が少なければ、当然睡眠への要求も小さくなり
睡眠負債も生じにくくなります。
この場合は、むしろ過剰な状態をなくして、
意図的に少しだけ睡眠負債のある状態にすることで
問題を解決することが可能です。
十分に眠れていなくても、決まった時間に目を覚まして
昼寝は避けるということで
ほどよい睡眠負債を作ることになり、
夜の良質な睡眠につながっていきます。
一方で、もうひとつの不眠症のタイプは、
睡眠負債があるにも関わらず、
眠りがうまくとれないという状態です。
心身ともに疲労しているのに、うまく眠れなくて
眠ったと思うと目を覚ましてしまうのです。
この場合は、睡眠負債が膨らんでいきやすいので、
気を付けなければいけません。
また、うつ病などによって
早く目が覚めてしまう場合も要注意です。
このタイプの不眠症は、
睡眠に切り替わる仕組みや睡眠を維持する仕組みが
うまく働かない状態になっています。
不眠症対策を考える場合には、
まずどちらのタイプに当てはまるのかを
見極めることが重要です。
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