日々の睡眠不足がたまっていくと、
「睡眠負債」という睡眠の借金のようなものが
どんどんたまっていきます。
睡眠不足が増すにつれて、
脳は睡眠を強く欲するようになり、
睡眠不足を解消しようとします。
居眠りがこれに該当します。
そして、これがときには重大な事故へと発展するのです。
睡眠不足がどんどん増えていっても、
一晩ぐっすり眠れば、
すっきり解消されると思われがちです。
一週間くらい睡眠不足が続いても、
一晩たっぷり眠ることで不足分を取り返すことが
できるというように感じるのです。
このような勘違いにより、忙しい現代人は
なるべく普段の睡眠を短くして時間を節約しようとします。
つまり、短時間睡眠に慣れてしまえばいいのだと
思ってしまうのです。
しかし、これは大きな間違いであって、
もうこれ以上眠れないからといって、
睡眠不足が解消されたわけではないのです。
一度に続けて眠れないというだけのことに過ぎず、
実際には、睡眠の不足分が残っているのです。
例えば徹夜をした次の晩に、
もうこれ以上は眠れないというところまで寝たとしても、
その後の数日間は眠気が残っているという
経験があると思います。
健康状態が維持されているうちはまだいいのですが、
ある限度を超えて持続されると、
脳の働きを低下させるだけでなく、
脳自体にもダメージを与え始めます。
ときどき長く眠ることで、
普段の睡眠不足の穴埋めをするという考えは、
いつ身を滅ぼしてもおかしくない
危険と裏腹の状態にあるといっても過言ではないのです。
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