睡眠は、深い眠りと浅い眠りが谷と山のように
繰り返される波であり、
一晩の間で数回こうした波が繰り返されます。
眠りの深さによって異なるタイプの睡眠が入れ替わり
出現します。
睡眠には、大きく分けて二種類あります。
一つは、ノンレム睡眠で、深い眠りの状態です。
このときに、大脳皮質の活動は低下しています。
ノンレム睡眠は夢を見ない眠りの状態です。
それに対して、もう一つのレム睡眠は、
もっと浅い眠りであり、
このときに夢を見ています。
この2種類の睡眠は、交互に現れながら、
一晩の睡眠を構成します。
睡眠不足がある場合は、
ノンレム睡眠への欲求が高まります。
ノンレム睡眠は、脳の神経細胞システムの回復に
とって、より必須の役割を果たしていると考えられます。
まず、ノンレム睡眠をとった後で、
レム睡眠が現れてきます。
レム睡眠⇒ノンレム睡眠という
睡眠が深くなり浅くなる一回の周期が、
およそ一時間半~二時間とされ、
それが一晩に何度か繰り返されるのです。
眠りの深さは次第に浅くなって、
レム睡眠の割合は睡眠の後半ほど増えてきます。
眠りが浅くなったときに、瞬間的に覚醒状態になるのは、
誰にでも起こることです。
ただ多くの人は、すぐに最入眠してしまうので、
そのことを覚えていないだけなのです。
何度も目が覚めてしまうという人では、
最入眠に少し時間がかかり、完全に覚醒してしまいます。
面白いことに、新生児期から二歳までの幼児では、
レム睡眠の割合が多いです。
幼い頃には、夢を見る眠りをたくさんとっていることになります。
幼い子供は、長い睡眠が必要ですが、
それは、大人よりもたくさんのレム睡眠を
必要とするためと考えられます。
レム睡眠は、脳の発達や学習と深く関係しているのです。
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