十字軍によって商業的に大きな発展を遂げた
イタリアのルネサンス時代に、
数多くの芸術作品が生み出されました。
この時代に活躍した天才たちもまた、
不眠症であるかのような睡眠のとり方をしていました。
ダビデ像でも知られる彫刻家のミケランジェロは、
丈夫な体の持ち主で、1日4時間しか眠らずに
大仕事を成し遂げたと言われていいます。
サン・ピエトロ寺院の天井画を手掛けた際には、
足場からいちいち降りるのが面倒なので、
足場の上で眠り、起きるとまたすぐに仕事を始めました。
不眠不休で働いて、芸術という仕事を睡眠よりも優先する勤勉さは、
近代的な精神の先駆けとも言えます。
同じくルネサンスの天才と称されるレオナルド・ダ・ヴィンチは、
睡眠のとり方が常人とまったく異なったものでした。
レオナルドは、4時間ごとに15分だけ眠って、
また4時間働いて15分眠るというものでした。
これだと1日に1時間半しか眠らないことになります。
彼の睡眠のとり方は、体内時計が壊れている場合の眠り方と
よく似ています。
長時間眠り続けることができなくて、
短時間づつ何度にも分けて眠るのです。
レオナルド・ダ・ヴィンチは、短い睡眠で長寿を遂げて、
多くの時間を芸術のみならず、
旺盛な好奇心と創造欲を満たすことのために用いました。
不眠不休で創造し続けて、
極めて生産的な生涯を送ったというのも
現代人が彼を崇拝する要因のひとつと言えるでしょう。
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