17世紀のイギリスやオランダというのは、
不眠症の歴史において重要な時代です。
コーヒーの飲用が庶民の間に広まり始めたのはこの頃で、
1650年には最初のコーヒー・ハウスがロンドンに登場しました。
その後急速にその数を増やして、17世紀末になると
数千のコーヒー・ハウスがあったとされます。
当時の人たちは、そこで普及し始めた新聞を読んだり、
政治談議などで盛り上がっていたのです。
コーヒーの覚醒作用というのは、
人々を夜でも元気にさせて
世論を活発にすることに貢献したのですが、
その一方で、睡眠という聖なる時間が
人為によって短縮されるという事態が起こり始めたのです。
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