不眠症で悩まされた偉人はたくさんいます。
歴史上の偉大な哲学者でさえも
不眠症で悩まされてきたのです。
思想のうえでキリストの隣人愛を否定しつつ、
それを超えた超人の到来を求めた哲学者のニーチェは、
頭痛もちの不眠症でした。
「眠るというのはたやすいことではない。
それを達成するには、昼間ずっと起きていなければならない。」
とニーチェは述べています。
「変身」や「審判」などの作品で知られるカフカは、
虚無と不安が体の芯までむしばんでいきます。
カフカの文学は、人間存在が抱える不条理性と
根本的な不安に満ちているが、
彼もやはり重度の不眠症でした。
彼が残した日記には、不眠症に関する記述が
何度も現れてきます。
「眠れない夜だった。
三夜続きだ。
ぐっすり眠ったと思ったが、一時間で目が覚めてしまった。
間違った穴に頭を入れてしまったみたいだ。」
- フランツ・カフカ日記より -
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