一週間以上の長期にわたって睡眠不足が続くと
神経細胞自体がダメージを受けるという形で
現れてきます。
過剰に興奮し続けたり、
ストレス・ホルモンを浴び続けたりするということは、
神経細胞を傷めるだけでなくて、
損傷を修復する作用を抑えてしまうことによって、
ダメージが蓄積されやすくなります。
神経細胞の新生や修復を促進している
脳由来神経栄養因子などの栄養因子の分泌も低下します。
その結果として脳の委縮が起きることもあります。
また、ストレス・ホルモンは、
骨や筋肉などの成長を促進する成長ホルモンの分泌を
低下させるので、
子供に慢性的なストレスや睡眠障害があると
成長にも影響してくるのです。
うつ病や精神疾患が発症する前の段階で、
すでにこのような萎縮が始まっていることが
少なくなりません。
萎縮が起きやすいのは、脳の中でももっとも活発に
活動している前頭前野や海馬といった領域です。
睡眠不足は、多くの精神疾患の引き金を引いて、
重要な兆しとなります。
睡眠というのは、
それだけ健康的な精神の維持に大切なんです。
不眠症はけっして侮ることができない
重大な症状であるといっても過言ではありません。
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